いきなりディプレッシングなことからかよという感じですが、タイミングなんて操作できない、それがリアルな人生というもの。笑
私は出来るだけ「ウェディング業界」というものと距離を置いてきました。それは嫌いだからということではなくて、2009年にフリーランスで活動を始めましたが、それはこれまでの業界とは違うことをしようという行動で、先の投稿にも書いた通り、業界からは「頭がおかしい」と言われるくらい違うものでしたから、例えばもし交わろうとしたら、圧倒的多数の既成概念・方法に引っ張ろうとする力への対応をしなければならないし、前例のないことをしていたので、不安ばかりの中で頑張ろうとしている時に「無理無理」など言われるのは、単純に嫌だったし。いわゆる自分の弱さが理由でもあります。今は自信もつきましたが、それでもたとえば他のプランナーがどんな事をされているかとか、業界のこととかは、極力見ないようにしています。それは集合体や人気という大きな力・流れに惑わされたくないから。
ところが、インスタは、自分がフォローしている方が交わったりリポストしたりすることで、入ってきてしまいます。そんなこんな、ウッカリ “今こんな感じでアツイウェディング業界” を見てしまい、落ち込んだのでした。
数年前私に「本質的とかどうでもいいし、嘘でもいいから、花嫁がキュンとくる投稿すれば良い。フォロワー稼いだもん勝ち」と言ってそうしていた人が、見事にインスタグラムで人気になりました。やっぱり気持ちは良くなかったですが、まぁ何より「人気」が好きな人はそれでいいのかと流してきました。ただ今回、消費者ではなく業界がそんな「人気」をとるのを見て、それは違うだろうと。ガッカリました。せめて”業界”だけは、本質的な部分をしっかり見極め評価できるものであって欲しかったのです。
人気=プロフェッショナルとしての価値と評価される世界は、少なくとも私は嫌だなと思いますし、やる気を削がれる人も多いと思いのではないでしょうか。技術を磨くよりも、どんな方法でも人気になることに一生懸命になる人も増えると思います。もう増えてるか。
以前、あるホテルのマネージャーさんが、こういう言葉をくれました。「うちは人気だから本当に沢山の結婚式をしているけれど、結婚式を申し込んでくれる方は、”人気だから”申し込んで下さった方がほとんど。勿論ありがたいけれど、どれくらいの方がうちのブランドを知り愛してくれていて、うちの魅力を語れるんだろう。佳奈子さんだけは『人気』にならないでね。あなたでなければいけない仕事をしているし、少ない担当枠なんだから、その価値を本質的に見てくださる方に申し込んでいただくのが良い。」
大きな企業では、なぁなぁで働く人もいますが、誇りを持ってお仕事されている方も多くいて。ホテルを心から愛し、そこで働いていることに誇りを持つ姿には、いつも感動させられます。その情熱は今でもこうして私の心に宿り、奮い立たせてくれますし、このホテルのブランド、価値をリスペクトして取り組みたい、貢献したいとまた強く思わせてくれます。
「本質的とかどうでも良い」と ”今の業界を引導するリーダー” (嫌味を込めて)に言われましたし、私が時代遅れなのかもしれません。様々なことが便利になって、様々なことで工夫や努力をする必要がなくなりました。でも私は変わらず、本質的なことにこだわり、努力をしていきたいです。人気でなく、しっかり本質を見極めたいです。

